自己資金は純資産か借入か
ちょっと間が空いてしまいました。
以前お話しした自己資金を金融機関がどのように判断するかについて元行員さんにお聞きしたので書きたいと思います。
前提条件は自分一人だけの資産管理法人に役員貸付として自己資金を投入し物件を買った場合です。
頂いた回答は以下の通り。
原則借入とみる。が、そのうえで個々の金融機関がどのように判断するかまでは聞いてみないと分からない。
借入は借入なのか、実質法人=自分と見て純資産と見るかは金融機関次第。
ただ、銀行側は自己資金を純資産と見ないのかと聞かれたらこう答えるそうです。
増資すれば純資産とみなします。増資すれば良いじゃないですか、何故増資しないんですか、と。
そして上記のように聞かれたら元行員さんはこう答えるそうです。
1.増資して純資産を増やしても、不動産投資の特性上自己資本比率は殆ど改善しないため、融資を受けやすいかどうかという点では関係ない。
2.(その人の場合)家族に資産を残すためにやっているのであって、法人に資産を移したいわけではない。何か突発的に資金が必要となったとき増資してしまったら手元資金が枯渇するのでやらない。
書くと大したことないですが、私は非常に勉強になりました。